3日目、九州旅も最終日です。
本日も有難いことに気持ち良く晴れています。
朝食をいただきに母屋へ。
昨夜と同じ個室で豪華な朝食をいただきました。
相変わらず美味しい水と丁寧につくられた食事で、朝から体が喜びます。
その後は、昨日と男女が入れ替わった大浴場露天に入ったり、
各々部屋でくつろいだり、部屋付きの露天風呂に入ったり。
チェックアウトまでのんびりと過ごします。
お宿を出る出発前に、湧水をペットボトルに詰めて。
この水が本当に美味しくて驚かされます。
黒川温泉、身も心も癒されました。
また絶対訪れたいなぁ!
さて、山を下って阿蘇市まで。
その道のりのやまなみハイウエイがとっても美しい景色でした。
南阿蘇岳、九重連山など、熊本を代表する名峰を観賞しながら
どこまでも続く大草原に吸い込まれるようなドライブウェイに心洗われます。
空気もおいしい~!
所々、地震の影響か、山肌が崩れていたり山道がシートで覆われていたり
工事中の箇所が多くありました。
山を下りて昼食には、絶対に食べると決めていたあか牛を。
熊本”阿蘇王”あか牛は、当店でも薪焼きのステーキとしてお出ししていました。
阿蘇一の宮にある、あか牛専門のレストラン「藤屋」であか牛丼を!
やっぱり美味しい!!
赤身のブランド牛で、肉質が非常に良く、あっさりしていてヘルシーなのに
肉の味わいがしっかり感じられて旨みも強い!
本当に美味しいお肉です。
さすがのあか牛を本場阿蘇で食べられて幸せ・・・
しかも藤屋さん、リーズナブルでびっくりしました。
予定では、阿蘇山にあるあか牛が放牧されている牧場を見に行く予定をしていましたが、
地元の方に確認すると地震の影響で阿蘇山の全ての入山ルートが閉鎖されており、
今回は見学することが叶いませんでした。
本当に貴重なあか牛”阿蘇王”、
なかなか入手困難でいつも店でお出し出来るものではありませんが、
またぜひ皆さんにも食べて頂きたいです。
デザートは地元では有名らしい、味わいを選べる農場のソフトクリームを!
右側が、竹原牧場の牛乳の自然な味わいのソフトクリーム。
ああ~どちらも美味しい。
さてお腹いっぱいになったところで、熊本市内へ移動です。
本来、熊本市へは国道57号を真っすぐが早いのですが、
地震のため斜面が崩落し通行止めのため、迂回ルートをとることに。
かなりの大まわりで時間を所要しますが、迂回ルートが開通しているだけ有難いです。
緑の美しい山を登り、ぐるりと廻るルートです。
阿蘇市から熊本市まで1時間半の道のりでした。
今回九州を旅するにあたって、二人で話し、
必ず実現させたいことがいくつかありました。
それに合わせて、あとの予定はおまけのお楽しみでした。
それは熊本に於いては3日目に集中している内容が多く、
「あか牛の見学、食べること」
「八代・不知火の塩トマトの土地を訪れること」
そして、「熊本城を訪れる」です。
今回の熊本地震で、熊本城の被害については大きく報道されていて、
上手くは言えないのですが、”現状を見たい”と思いました。
熊本城は熊本市の繁華街に隣接しており、とても大きな街の中心にありました。
熊本城は現在立ち入り禁止のため、お堀のまわりをぐるりと廻るだけしか出来ません。
土台の石垣が崩れています。
作業員らしき人は数名いらっしゃいますが、作業ではなく視察なのか、何か話をされていました。
天守閣が一番近くで見えるであろうポイントまで行くと、
屋根の瓦が落ちているのが見えます。
櫓が完全に崩落しています。
想像していたよりひどいんだ、と感じました。
修復までには10年~20年かかると言われているようです。
熊本城をあとにし市内を走っていても、多くの企業が復興や励ましのメッセージをかかげていました。
”一緒なら大丈夫、熊本とともに生きる”
熊本城を見た後こんなメッセージを見て、胸や喉の奥が熱くなります。
よそ者が現状を目のあたりにしてただ感情に浸るなんてものが、
復興には一番いらないものなんだと思います。
ただ私は観光の持つ力を信じていて、ずっと行きたかったこの地を今回訪れたいと思いました。
それも九州旅を決めた理由のひとつです。
実際喜んで下さった方もいて自己満足でしかないけれど
実際本当に楽しかったし、素晴らしいことも沢山発見しました。
心から来て良かったな、と思いました。
大阪からも出来ることもあり、小さなことでも続けたいと思います。
九州旅、今日で書ききるつもりでした。
なんてこったー!
今回もすごく長くなってしまって、
先ほど書いた「八代・不知火の塩トマトの土地を訪れること」は
・・あ、明日に、、書かせていただきます。
熊本市内から不知火に向かっています、現在夕方。
帰路の飛行機の時間まであとちょっと。
大きな目的だった不知火の土地についてだけ、
すみません、また明日。