前にも書いたことがありますが、
初めて見るワインのラインナップの中でひとつ選ぶとしたら、
判断基準はいろいろとありますが、
迷ったら最後はジャケットで選ぶというのもそのワインとのひとつの出会い方です。
もしそんなシチュエーションがあったら、きっと選んでしまうだろうワインが届きました。
シチリアのワイナリー”ドンナフガータ”のワインたち。
ドンナ=女性 フガータ=逃げる の意を持ち、
19世紀初頭、ブルボン王朝の王フェルディナント4世の妃であったマリア・カロライナ女王が
ナポリで起こった革命を逃れ、ドンナフガータ社のある土地に避難した歴史が、
ワイナリー名の由来であり、
いくつかあるラベルもそれを軸にして美しく物語られています。
そのワインの顔であるラベルには、造り手の思いが込められていることも多く
素敵なラベルを見ると、ここには何が描かれているんだろう・・
とじっくり眺めてしまいます。
今回も例に漏れず。
見た目だけでなく、
ドンナフガータはそのクオリティの高さで世界中でも注目されるワイナリー。
現地でも愛され、シチリアにあるレストランでドンナフガータのワインを置いていない
ところはないと言われているほど人気なんだそう。
ここまで書いて、実はまだテイスティングはこれからです。
一度に全部開けずに、1本ずつ丁寧に試飲していきたい。
近くワインリストにものせて皆さんに楽しんでいただきたいです。